表の各欄の記載事項は、次の通りです。

勝ち負け
決まり手
対戦相手
相手の位階
相手の場所通算成績（場所終了後掲載）

四勝一敗で、最初に勝ち越しを決めたのは、霧の海（９日目）及び琉鵬（１０日目）です。他の勝ち越しは豊桜と白馬（11日目）、桜島(12日目）、十文字（13日目）と続いています。

十文字の４連勝、そして５連勝
４日目から十文字が勝ちっ放しで、各紙注目...

4日目春日錦戦で（スポ日から）
 

つづいて、翌日の５日目も　

（以下、読売から引用）
十文字１４枚目の自己新５連勝！！
大相撲春場所５日目

　元大関・霧島の陸奥部屋第１号幕内力士で、西前頭１４枚目の“幕尻”十文字（２６）が、初日から５連勝で自己記録を更新。９２年九州場所初土俵の同期で東大関の千代大海（九重）とともに全勝を守った。勝ちっぱなしは東前頭５枚目・琴龍（佐渡ケ嶽）を含め３人だけとなった。東大関・武双山（武蔵川）、引退危機だった安芸乃島（二子山）はそろって初日を出した。
　十文字（左）は金開山を押し出しで破り、全勝を守った（カメラ・石坂　親曠） 　乗ってる男は何をやっても決まる。十文字は立ち合いで右に変化し、右からおっつけて一気に金開山を押し出した。「変化したのは作戦？　はい。けいこ場でやった感じでやりました」寡黙な青森人は報道陣に囲まれて正直に答えた。
　師匠・陸奥親方は「勝ち始めると調子に乗るタイプ。今場所は気持ちが前に出ていていい。朝、腰が痛いと言っていたが、連勝が止まったときのための予防線じゃないですかね」と笑った。親方は７年前の９６年春場所、同じ西前頭１４枚目で負け越して引退した。十両に落ちても現役を続けたかったが、元大関だけに自分を許せなかった。
　十両落ち、再入幕を繰り返している十文字の上昇を、心待ちにしている男がほかにもいる。５連勝で並走している大関・千代大海だ。９２年九州初土俵の同期で、関取は２人だけ。「オレの方が早く上がったから、十文字は遠慮して話しかけてこない。番付をもっと上げてもらって、対等に話ができる同期会をやりたい」と、春巡業で誘うプランを明かした。
　３年前の２０００年春場所で初日から１２連勝し、史上初の幕じり優勝を果たした貴闘力（現大嶽親方）は、終盤５日に三役以上と対戦している。十文字も西の最下位だが、このまま勝ち続けると同期会の前に、千代大海と土俵での初顔合わせが実現するかもしれない。（酒井　隆之）

（サンケイスポーツから）
　この写真を見ると、十文字のまわしからテーピングが大きくはみだしていて、腰の負傷がかなりひどいことを思わせます。これで勝てたのは奇跡に近く、連勝を守ることがどんなに辛かったかがわかります。