霧昇 断髪式
2005年1月23日 ホテル・ベルグランデにて
霧昇の断髪式は初場所千秋楽打ち上げパーティーの会場で行われました。霧昇は場所の終わりまで相撲をとりました。
霧昇は、当時の新陸奥部屋が開始された時から入って来た新弟子たちにとって兄弟子役でした。先輩として、相撲のいろいろの掟から毎日の生活の多様な面まで、経験者として長い間一人でみんなに教えていました。責任をもって、掛け替えのないお兄さん役でした。
断髪式には、昔三人きりで生活を共にした時代の先輩としての星誕期さんも駆け付けて来ました。
会場の入り口で、断髪式が始まる前に
大銀杏姿で待つ霧昇
白馬
霧の若
琉鵬
豊桜
十文字
錦島
最後に陸奥親方が留め鋏
髷を見せて
まげを落し、洋服姿の霧昇が「前田さん」になって
挨拶を
七年一ヶ月前、三人きりで新陸奥部屋の出発点を経験した人はこれでもういなくなります。
最後まで相撲をとっていたので、将来の仕事のことを考える暇はまだありません。
長い間お疲れ様でした。これから、第二の人生ではお幸運を祈っています。